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「Flamingo」~個人の味覚をデータ分析し、ぴったりのメニューを提案する新時代の食アプリ・創業者Bruce Kim氏インタビュー

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Posted by TechWatch  - 2016.10.17 03:10 -

「今日のランチ何にする?」現代のFoodie(※英語で食いしん坊のこと)の高い期待に答えるべく、個人の嗜好をレストランのメニュー検索結果から分析し、個人にあったおすすめの食事を提供する話題のサービスがFLAMINGOだ。 今回はファウンダーである、Bruce Kim氏に話を伺った。

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――なぜこのサービスを作ろうと思ったのですか?

きっかけはFLAMINGOの前に作ったロンドンで立ち上げた会社”Flamingo Travel”がきっかけでした。 このサービスは一人旅の旅行者のためのオンデマンドサービスで、見ず知らずの土地で一人で1品だけ注文し食事をするよりも、同じ境遇にある旅行者を繋げ、その土地のメニューをシェアして食費を抑えたうえに、たくさんのメニューが頼めて倍の楽しみを得るという目的のために作ったものでした。

それでユーザー数が700人を超えたところで、ご当地シェフが旅行者へ、その国のおすすめメニューを発信し、訪れた外国人利用者がそのレストランをRATINGするというシステムを付け加えました。

しかし、世界各国から訪れた旅行者がダイニングを共にし、その土地のシェフが絶賛する料理を味わっても、口に合わないことが多々あり、なかなかあてになるRATINGシステムが作れなかったのです。自分でも実際にロンドンでこのアプリを試したのですが、自分の出身国がアジア圏(韓国)というのもありロンドンでの食事で、期待していた”味”がなかなか見つけられなかったんですね。

旅先でウエイトレスにオススメを訪ねたところで、あなたの味覚に合った一品を見つけられるかどうかはわからないのです。この経験から、個人の味覚に合わせた、ユーザーひとりひとりへの特別な1品を提供する目的のアプリを作ろうと思い、始めたのが”FLAMINGO”です。

――どうやったらこのサービスを通して社会貢献できると思いますか?

このアプリはレストラン予約でもなければ、レストランRATINGアプリでもありません。FLAMINGOはデータ・カンパニー として機能しています。個人の嗜好分析を深く追求することで、レストラン側からしても、お客様満足度を今まで以上に満たせるということです。自分の気分に合わせて早く、簡単にその日の最高の食事を探せるサービスであり、なおかつ”個人の味覚”を尊重しながら外食産業を活性化させようとしています。

その2要素を交差させることでグローバルな社会の中でも個人の要望を満たせる、最先端のデータサービスとして貢献できると思います。

また、Food/Health care=”Foodcare” の領域にも私たちの集めた個人の嗜好データは応用できます。例えば生活習慣病は日頃の食生活によって引き起こされますよね。医療機関に提供するデータとして、その患者さんがどんな食生活をしていたか、個人の味覚データがあれば一目瞭然です。FLAMINGOの利用目的として、食の楽しみを共有するということ以外に、自分の食生活を見直す手段として、使ってもらえればなと思っています。

――このアプリは何種類の味覚を管理することができるのですか?

今の段階ですと、甘さ、しょっぱさ、辛さ、旨味、すっぱさ、脂っこさ、その他にHEALTHY, VEGETARIAN, VEGAN, ORGANIC, GLUTEN FREE等、健康マネージメントのための項目、CRISPY等の食感に関する項目を用意しています。(下記図参照)次のステップはこの項目を消費者側へ公開し、自分の味覚、嗜好を消費者に知らせると言うことをしていきます。

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――このアプリを作ったきっかけはBruceさんの生い立ちや出身国と何か関係があったのですか? 

私の祖国、韓国ではキムチに見られるように発酵させた漬物、魚介の旨味をベースにした辛いスープ、唐辛子で味付けした炒めもの、焼肉など、地理的要因、歴史的背景に強い影響を受けています。これは世界各国に言えるもので、年中通して暑い国アフリカ,インド,スペイン等では辛い料理が好まれますよね。 アメリカ料理に関していえば、アジア人の私たちからするととても塩辛いと感じる。その土地に行って味わう料理はアジアで幼少期を過ごした自分の味覚にとって全く新領域で、”違い”を面白さとして受け取ったのが始まりだったとも言えます。

――FLAMINGOの他社にはない強みとはなんですか?

7年前にはなかったスマートフォンが世の中に出てきたことをきっかけに、人々は自分の要求をより早く満たしてくれるサービスを自分で探す時代になってきましたよね。そんな昨今このサービスがスマートな消費者を今まで以上に喜ばせられるかどうかが成功のキーとなります。

FLAMINGOが他企業(EAT24、GRABHUB, POSTMATES, YELP, OPENTABLE 等)と差別化を図っている点としては、レストラン予約のサービスがないこと、要するに消費者第1のアプリだということです。フードコンテンツにフォーカスしたアプリはFLAMINGO 以外にまだ世にでてないのです。

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――Bruceさんの次のゴールはなんですか?

実はレストランを経営したいんです。私のイメージからすると、レストランのオーナーはいつもストレスフルで、成功するまでに多額の広告費を導入したり、デリバリー等に経費が嵩んだり、とても簡単なビジネスだとは言えませんよね。今の段階では90%消費者側のサービスですが、十分なデータが集まり次第、50%はレストランオーナーのためのサービスとしても拡張していきたいですね。今の段階ではYELPとしか提携していませんが、(図参照)次なるステップはUBER, DOORDASH, POSTMATE 等デリバリーサービスを盛り込んで、レストランオーナーにフレンドリーなアプリとして会社を成長させていければなと思っています。
サービスはこちらから
http://www.flamingofly.com/